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Text File  |  1997-05-08  |  7KB  |  92 lines

  1. Eumorpha について
  2.  
  3. Eumorpha は、Eudora/sendmail メールボックスファイルや、NewsWatcher で保存された文書をクラリスメールへ取り込むユーティリティです。
  4.  
  5. クラリスメールにバンドルされている Eumorpha 1.5.5J はアメリカで開発されたフリーウェアユーティリティを日本語化したものです。クラリス株式会社、Claris Corporation、および Eumorpha の作者は Eumorpha に対するサポートを一切行いませんので、あらかじめご了承ください。
  6.  
  7. クラリスメールを起動し、システムフォルダ内の「Eudora フォルダ」を Eumorpha アプリケーションへドラッグ&ドロップするだけで、Eudora で送信/受信/分類したメールボックスをクラリスメールの「整理箱」へ取り込めるほか、ファイル単位やフォルダ単位で、クラリスメールの「整理箱」内の任意のフォルダへ取り込むことが可能です。各コマンドの詳細は以下の通りです。
  8.  
  9. 注意:Eumorpha で取り込むメッセージの保存先は「整理箱」内に限られます。取り込んだメッセージを「送信箱」や「受信箱」へ移動することはできますが、メッセージファイルの扱いがクラリスメールのものと取り込んだものは完全に同じフォーマットではないため「送信箱」や「受信箱」へ移動することは避けてください。
  10. なお、Eumorpha はクラリスメールバージョン 1.X と互換性がありますが、Claris Emailer 2.X とは互換性がありません。
  11.  
  12.  
  13. フォルダウインドウ
  14.  
  15. Eumorpha を起動するとフォルダウインドウが開きます。フォルダウインドウは、現在のクラリスメールの整理箱内のフォルダリストを表示しています。フォルダリストをダブルクリックするか、リストを選択して return キーか enter キーを押すと、適合する整理箱内のフォルダへファイルを取り込むことができます。同様にファイルアイコンをこのウインドウへドロップすることで任意のフォルダへ取り込むことができます。ファイルをフォルダ名ではないウインドウの空き部分にドロップするとドラッグしているファイルと同じ名称の新しいフォルダが整理箱内に作成され、フォルダ内にファイルの内容を取り込みます。
  16.  
  17. フォルダウインドウに現在のクラリスメールの整理箱内のフォルダリストを表示するためには、クラリスメールが起動していなければなりません。
  18. もし、クラリスメールが起動していないときに Eumorpha を起動した場合、フォルダウインドウには何も表示されません。クラリスメールを起動後、フォルダ更新コマンドを実行しフォルダウインドウを最新の状態に更新してください。
  19.  
  20.  
  21. ファイルメニュー:
  22.  
  23. ・ファイル取り込み...
  24. 選択したファイルを取り込みます。もしフォーマットに互換性がなければそのファイルは無視されます。ファイルを取り込む際、ファイルと同じ名称のフォルダがクラリスメールの整理箱にない場合はファイルと同じ名称のフォルダをクラリスメールの整理箱内へ作成しファイル内のメッセージをフォルダ内に保存します。
  25. ファイル取り込みコマンドのショートカットは □ + I です。また、ファイルを Eumorpha アイコンにドロップしたり、フォルダウインドウやウインドウ内の任意のフォルダへドロップして取り込むこともできます。
  26.  
  27. ・フォルダ取り込み...
  28. ファイル取り込み同様、選択したフォルダに含まれるすべてのファイルを取り込みます。サブフォルダも同様に取り込みます。また、フォルダアイコンを Eumorpha アイコンにドロップしたり、フォルダウインドウやウインドウ内の任意のフォルダへドロップすることもできます。メールボックスファイル以外のファイルは無視されるため、「Eudora フォルダ」はこの方法で完全に取り込むことができます。
  29.  
  30. ・選択フォルダへファイル取り込み...
  31. フォルダウインドウで現在選択しているクラリスメールの整理箱内のフォルダにファイルを取り込みます。このコマンドはウインドウ項目をダブルクリックするか、項目を選択して return キーか enter キーを押しても実行できます。
  32.  
  33. ・選択フォルダへフォルダ取り込み...
  34. フォルダウインドウで現在選択しているクラリスメールの整理箱内のフォルダにフォルダを取り込みます。
  35.  
  36. ・フォルダ更新...
  37. フォルダ更新コマンドは、フォルダウインドウに表示されたクラリスメールの整理箱内のフォルダリストを最新の情報に更新します。フォルダ更新を実行するためには、クラリスメールが起動していなければなりません。フォルダ更新コマンドは、「クラリスメールの整理箱内のフォルダリストを修正した場合」や「クラリスメールが起動していないときに Eumorpha を起動した場合」に実行し、取り込み実行前に必ずフォルダウインドウを最新の状態に更新してください。それ以外の場合は特に実行する必要はありません。
  38.  
  39. ・終了
  40. Eumorpha を終了します。
  41.  
  42.  
  43. アカウントメニュー:
  44.  
  45. ・アカウント更新...
  46. アカウント更新コマンドは、クラリスメールのアカウントリストを最新の情報に更新します。アカウント更新を実行するためには、クラリスメールが起動していなければなりません。
  47. このコマンドは、「クラリスメールのアカウントリストを修正した場合」や「クラリスメールが起動していないときに Eumorpha を起動した場合」に実行し、取り込み実行前に必ずアカウント情報を最新の状態に更新してください。
  48. アカウントメニューは現在のクラリスメールのアカウントリストに一致します。取り込みを実行すると、このメニューで選択しているアカウント用に取り込むことになります。
  49.  
  50. 注意:メッセージを完全に取り込むためには有効なアカウントを選択しなければなりません。
  51.  
  52.  
  53. モードメニュー:
  54.  
  55. ・受信メール
  56. メッセージを受信メールとして取り込む変換モードを指定します。
  57. この設定がデフォルトになります。
  58.  
  59. 注意:オプションを設定している場合は、オプションの設定内容が優先されます。
  60.  
  61. ・送信メール
  62. メッセージを送信メールとして取り込む変換モードを指定します。
  63.  
  64. ・オプション
  65. Eudora メールボックスとクラリスメールの整理箱内のフォルダとのマッピングを指定します。例えば、Eudora の「受信」メールボックスファイルをクラリスメールの「開封済」フォルダ、「送信」メールボックスファイルをクラリスメールの「送信済」フォルダ、「ゴミ箱」メールボックスファイルをクラリスメールの「ゴミ箱」フォルダへ取り込むなどの設定をします。設定をオフにするには各オプションのチェックボックスのチェックをはずしてください。
  66.  
  67. また、送信済 フォルダへ取り込むときや From: ヘッダがない場合など、強制的に送信メールとして取り込む設定もできます。設定をオフにするには同様に各オプションのチェックボックスのチェックをはずしてください。
  68.  
  69.  
  70. 注意事項:
  71.  
  72. このコンバータは英語版 Claris Emailer 1.0v2 から 1.1v3 で使用できます。Claris Emailer 1.0 では使用できません。また、Emailer 2 とも互換性がありません。
  73.  
  74. Eumorpha は AppleEvents を介してクラリスメールと処理を行うため、取り込みを実行する場合はクラリスメールが起動している状態でなければなりません。同様にフォルダウインドウやアカウントリストの表示 / 更新もクラリスメールが起動するまで有効ではありません。
  75. 非常に大きなデータを取り込む場合、AppleEvent で送信するには大きすぎるかもしれません。
  76.  
  77. Eudora の Date: ヘッダは、月の表記に特殊な略称を用いているため、Eumorpha の環境では何も処理されません。クラリスメールに間違った月として取り込まれることがあるかもしれません。
  78.  
  79. 変換したファイルの添付ファイルはクラリスメールの添付ファイルとして認識されません。例えば、"(This file must be converted with BinHex 4.0)"と書かれたメッセージはテキストファイルとして保存し、StuffitExpander などのユーティリティでデコードする必要があります。
  80.  
  81. メッセージを正しく取り込むためには有効なアカウントを選択しなければなりません。
  82.  
  83. Eudora のメッセージを取り込む際に、全く関係のないメッセージとして取り込まれることがあります。これは Eudora がメールのデータおよび関連づけを受信ファイルおよび受信.toc ファイルで保存しているためです。
  84.  
  85. Eudora の送信メールは Date: ヘッダーを含んでいません。もし、sendmail セパレータから抽出できる場合は Eumorpha は日付を加えます。
  86.  
  87. 取り込み先はクラリスメールの「整理箱」に限られます。直接「送信箱」や「受信箱」へ取り込むことは、現バージョンではできません。
  88.  
  89. 取り込む前に、Eudora の「MailBox の整理」または「書簡箱の圧縮」(Compact Mailboxes)を実行してください。「MailBox の整理」を実行しないで取り込むと、Eudora 内で削除したはずのメッセージなどがクラリスメールのフォルダに一緒に取り込まれる場合があります。
  90.  
  91.  
  92. Eumorpha 1.5,  ©1995-96, R Shapiro